類い稀なるフローラルデザイナー、Kuniko.O。作品づくりの原点は、自然への敬愛。作品は日本の美意識からインスピレーションを受け、生み出される。豊かな感受性と自然へ畏敬の念を掛け合わせることで、感情を作品の中に息吹かせる。
Kuniko.Oの作品は、視覚的な部分からはその本質を捉えることはできない。見えない部分に彼女の意図や感情が秘められ ている。非可視的な感覚を捉えることができた時にはじめて、作品に込められたメッセージが伝わる。
日本の伝統美、着物や和紙を使う表現方法もKuniko.Oの特徴的な作品創りの手法の一つ。近年、パリのギャラリーヴィヴィエンヌにて個展"Eloge de l'ombre"(陰翳礼讃)を開催し、日本の審美眼をフラワーアートで表現した。2017年、パリで毎年開催されている歴史あるサロン・デ・ボザール展に、招待アーティストとして出展。審査員特別賞を受賞した。
サロン・デ・ボザール展
Carrousel du Louvre (Paris)
Eloge de l’ombre
la galerie Vivienne (Paris)
Raffinement Iki <粋>
Hotel Clawn Plaza (Toulouse)
Hôtel Westminster (Paris)
着物文様とモダンデザインの融合
在日スウェーデン大使館 (Tokyo)
Fleurs en soie <涼>
日本文化会館 (Paris)
空間ディスプレイ
久石譲コンサート (Paris)
BMW (Tokyo)
NISSAN (Tokyo)
GUCCI (Tokyo)
Hulsta (Tokyo)
“Kuniko.OのEloge de l'ombre(陰翳礼讃)には日本の魂が宿っている。”
“魂からわき出てくるデザイン”
“音楽家・久石譲氏が東日本大震災のチャリティーコンサートをパリで行った際、会場入り口のディスプレーを依頼された「フラワー空間プロデューサー」がいた。「日本再生」をテーマに、震災後の春の訪れで植物が芽吹き育つ大地の力を、日本人の復興の力と重ね、作品に魂を込めた。”
“日本の再生 / Renaissance du Japon」をテーマに、アートフラワーの枝、木、葉で大地からの生命感、前向きな日本人の心を、コケ、コケ玉、帯で日本人の秩序、ZENの精神を、帯締めが根などに巻き付くのは絆、赤い絹の襦袢は日本人の魂を表現している。”
“美しさとは目に見えるが、決して直接触れることはできない、故に、美しい。”
“和と洋、新と旧、都会と里山というように対極にある物を融合させることにより新たな感動が呼び起こされます。”